第55回
あなたは「あなたの言葉」で出来ている
未来のあなたを創る言葉
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脳は、
「あなたの語る言葉を信じて
力を発揮する」
ということをあなたは知っていますか?
小学生の頃、キャンプした場所へ行ってきました。
何十年ぶりに行ったので、
本当に懐かしい気分に満たされました。
その頃に影響されていたこと
憧れていたアイドルなど、
鮮明に思い出されました。
子供の頃抱いた
「やりたいこと」
「したいこと」を
楽しんでいたことも
思い出しました。
成長するにつれ、
「周りと一緒でいること」
「欠点を直すこと」や
「すべきこと」や
「守らないといけないこと」など
一般常識、基本にした考え方が増えました。
生きていくために必要なことが
思い込み・一般常識・信念として形成され
それによって
生きづらさを感じたり
苦しさや辛さになっていることもあります。
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幸不幸を決める思い込み
力を与える「思い込み」
力を奪う「思い込み」
人との会話や、起こる出来事の中で
必要な考え(思い込み)もありますが
必要のない考え(思い込み)も形成されていきます。
しかし、この「思い込み」というのも、
何が正しくて、何が間違っているのかは
人によって違います。
「常識」が全く異なるからです。
ここでの「思い込み」というのは、
あなた自身が日々を生きていくために
「力」を与えてくれる「考え方」なのか、
「力」を奪う「考え方」なのかと定義しておきます。
§§
「言葉の力」
言われたことに対して
信じるか、
信じないかは
あなた自身が選択することができます。
しかし実は
選択する前に
あなたの思考の中に
入りこむ言葉があるのです。
それは
悪意のない、悪気の無い言葉です。
防御できずに
すんなりとあなたの頭の中に入り込んでしまいます。
試してもらえばわかりますが
嫌なニュース、
不快なニュースの後
握力を測定すると弱くなります。
友人と握手などで試せますので
是非、行ってみて下さい。
ですから、
成功者たちが
「テレビやニュースを見るのを止めなさい」というのです。
逆に波動の高い言葉は
力を与えてくれます。
良い言葉や前向きの言葉を
常に発している人と一緒にいるということは
その人が意識しなくても、
無意識に影響しているので、
実はとてもラッキーということです。
★★
幼い頃聴いた
両親の口癖、覚えていませんか?
子供の頃は、脳が柔らかいので
スポンジのように
吸収してしまうのです。
無防備な状態に
大切な家族や友達から悪気のない
「あなたはおっちょこちょいね」
「あなたは落ち着きがない子ね」
「この子は人見知りでね」など
言われた言葉は
今も影響している可能性があります。
真実は、本当はそうでないにも関わらず、
たった一言を
すんなり受け入れてしまっています。
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未来のあなたを創る言葉
★★ 奇跡を起こした 孫悟空 ★★
ご存じの方も多いかもしれませんが「ドラゴンボール」
孫悟空の声でおなじみの野沢雅子さんが
2019年8月にテレビで話をされました。
野沢さんは、ある年の2月いっぱいしか生きれられない、
余命宣告をされた男の子の父親から手紙を受け取ります。
そこには、ある男性が
「ドラゴンボール」の大好きな息子のために
「色紙にサインを頂けませんか?」という内容を送ったのです。
それを読んだ野沢さんは、
録音スタッフに依頼し、
悟空の声で『オッス!オラ悟空』と
その子の名前呼び、
『ぜってえに来いよ。オラが劇場で待ってっからな!
約束だぞ!』」
とテープに吹き込んだそうです。
「来いよ」というのは、
同年の8月に悟空の映画が
公開されることになっていたからです。
その半年後、少年の父親からまた手紙が届きます。
そこには
『息子が奇跡を起こして、映画を見られました。
本当にありがとうございました』とあり、
起きることが困難で、
ベッドに寝たまま映画館に行った少年は
『椅子に座って観たい』と言い出し、
体を起こして椅子に座って鑑賞したそうです。
映画を観た次の日、
息子さんは息を引き取ったそうです。
★★
言葉は、勇気も与え、
その人の限られた力以上を発揮させる魔法の力があると思います。
大切な自分と周りの人に「言葉の力」を
活用してはいかがでしょうか?
そして
これからのあなたが創られていくのであれば
あなたは自分がどのような言葉を選びますか?
覚えておいてください。
あなたは、
あなたの言葉でできている
ということを。