人と会うと疲れてしまう

 

第30回

「人と会うと疲れてしまう」から

「人といることが楽しくなる人」

 

 

Christmas🎄のデコレーションなど

にぎやかさの中に楽しさが溢れているのが

感じられますね

12月、今年も残り1月

いかがお過ごしでしょうか?

 

 

§§

 

今年を振り返り、新しい年を迎える準備等もされることと思います。

そして、年末年始、人との交流、

忘年会、新年会、そんな機会が増える方も多いのではないでしょうか?

 

しかし、その分、気疲れも起こってくるかもしれませんね

 

「人と会うと疲れてしまう」「人に会うのが億劫です」「面倒です」

誰しもその時の自分の状態から

そういう時もあると思うのですが

 

より良いコミュニケーションづくり「人との接し方」について触れてみたいと思います。

 

 

§§

 

私の親しくしている友人と私は、今では考えられない程

人と一緒にいるのを苦痛と感じていました。

どちかというと一人で過ごす方が楽、なぜなら「気疲れしてしまうから」

今では人と会うことが楽しいと感じているそうです。

 

誰かといると楽しくなるということは、本来持っている「共存欲」が満たされてきます。

共存欲は、誰かと繋がっていくことで

自分を生かすことやつながりができるので

「苦痛」から「自然な関係」となります。

 

 

そうで無い人は、

人と会うと全力で相手を持ち上げたり、

カラ元気で対応したり、空気を良くしようと無理したり、

無難な対応を強いられるので、家に帰るとどっと疲れが出てしまい、

「人間関係が面倒」、というような感じかもしれません。

 

アドラー心理学をご存じの方も多いと思いますが、

全て人の幸せにつながる基本が「人間関係」だと言っています。

 

人生の質を上げていくには、人との関係性、

つまりコミュニケーションを大切にしていくことが重要です。

 

世界NO1コーチであるアンソニー・ロビンズは、

「人生の質はコミュニケーションの質」

「そして感情の質は人生の質」

 

そんな言葉を伝えています。


§§

「人間関係」で、どうして疲れるのか?

 

簡単に言うと「気を使いすぎ」ということです。

原因が分かれば、「じゃあ、気を使わないようにすればいいのね!」と

そう言ったとしても

簡単にはいかないですよね?

 

相手を思う気持ちや、

場の状態を悪化させるより安定させたり、

調和を大切にしたいと考える元の「価値観」や「考え」が動いているからです。

「価値観」、「考え」それは相手の人にもあり、こちらにもあります。

全ての人が何かしら大切にしていることがあり、

それは人それぞれ違います。

 

 

 

離婚の原因のひとつで「価値観の不一致」があげられていることもありますが、

実は本来、共鳴している価値観が似ているから「不一致」が起こってきます。

(この事は心理学講座などで詳しく学んでいきます)

これを知っていればこれからあまり気疲れを起こさないかもしれません。

 

自分自身が大切にしている「愛」や「思いやり」の形が違う、見方が違う、

ただそれだけなのですが、

相手は「間違っている」「私とは違う」と解釈してしまうのです。

 

愛が大切

 

「愛」は、人を守ってあげること

もしくは、

「愛」は、その人を見守ること、

と捉える人や

 

思いやりが大切

 

「思いやり」は、困っている人を助けてあげること、と考えている人と

「思いやり」は、困っている人を支えてあげること、と考えている人とは

似ているようで、実際に伝える言動や行う行動が違ってきます。

 

ちょっと考えて見ると

 

車好きの人達は車について詳しいですし

魚好きの人達は魚について詳しいです

 

車好きの人と魚好きの人は「車」について真剣に言い争いは始めないように

 

共通している価値観があるからこそ

こだわりが出て、比較が起こり、競争が起こり、違いに意識を向けていきます。

 

上下(優劣)が起こって来ると言えます。

(この内容を詳しく知りたい方は心理学を学ばれるおとをお勧めします。)

 

 

しかし、別の見方をすれば、

違いを認め合い、

お互いの視野を広げ、高め合い

切磋琢磨することができます。

 

§§

 

人の怒りや不満、批判の元は 

「期待通りでない」ことから始まります。

 

例えば、

あなたが素敵な服を着ていると思った人に

(何かを基準に(価値観)あなた自身がそう思った)

「素敵ですね」というのは違和感は無く、素直にそう思い、自然に伝えることができます。

 

そして更に興味があれば、どこで買ったのか?いくらで買ったのか?などにも

興味がわくかもしれませんので自然な流れで会話が始まる事でしょう。

 

しかし

逆に、あなたが素敵な服と思わなかった時、

(あなたの価値観に添ってない場合)
相手の方が

「この服、念願欲しかったブランドで、○○で¥○○○、○○○円だったの!」

こんな風に相手の基準の価値観を伝えられたら、

あなたはあまりよく無いと感じたとしても、

相手を傷つけたくないですし、嫌われたくないですし、

気持ちよくさせてあげたいと思うかもしれませんので、

素直な気持ちを出せず、そう思っていないのに、

「素敵です」と伝えるかもしれませんね。(相手の価値観を満たす)

 

そんな時、

 

違和感を感じませんか?

疲れませんか?

面倒くさくないですか?

 

本音を言えず、実際に思ってないことを、言い続けていたら、

相手に嘘をついているというより

自分に嘘をついている状態ですので、

自分の事が嫌にもなりますし、

そういう場面に直面する事が嫌になるので、結果、人と会うことを避けていきます。

 

この場面であなたが思っている本音、

「似合ってないし、そんなにお金を使ってバカみたい」と正直に

伝えたりしたら、関係性に悪影響を与えるかもしれない、

だからこそ言えないですよね?


自分の考えを正直に思った通り伝えられない関係って疲れますし

自分の気持ちを押し殺して相手にずっと合わしていたら、

自己嫌悪に陥ることもあるかもしれません。

 

 

結果、不満がたまって、

影でその人のことを言い始めたり、

もしくは、言わず、我慢し続けていくと体調不良になったりすることもあるかもしれません。

 

しかし、

そういう場合でも、上手くコミュニケーションをしている人達、

周りにいるのではないでしょうか?

 

相手を想う気持ちや、場を安定させたり、調和を大切にしたいと考える元の

「価値観」や「考え」の基本が違うから

自分も相手も大切にし

コミュニケーションが円滑に行き始めます。

 

 

「人が好き」

「話が好き」

「その人が好き」ということが結果、

相手を想う、場を安定させる、調和を保つに繋がっています。

 

相手まるごと大好きならば、疲れる事もないですし、

気心しれている友人ならば

きちんと本音が言えると思います。

 

相手を好きという感覚、これは好感を持っているといえるでしょう。

 

もし、着ている服が似合っていないと感じたとしても、

無理に「似合っているね」とは言わず、

それを着て喜んでいる姿から

「イキイキしているね」と伝えてあげることで

自分に嘘をつく必要は無くなります。

 

 

以前、

友人の子供が「これカッコいいやろ?」と、

おかしな帽子のようなものをかぶり私のところに来た時、

正直何をかぶっているのかは分からなかったのですが、

「何か分からなんけど、かっこいいやん」と言葉を返した事があります。

 

みなさんにもそういう経験があるかもしれませんが、

自分の気持ちを「押し殺した」という感覚では無く、

その「可愛い子供の全体(言動、行動、身振り、を見る」という感覚です。 

 


§§

 

ではでは、どのように対処していくと人と会うのが疲れないのでしょうか?

 

 まず、

相手に好感を持つ

 

ここは好き嫌いもあると思いますので

無理に好きになるということではありません。

 

私は毎回、色々な人とセミナーや講座で会います。みなさん個性的な服や靴、

そして色々な考え方を見たり、聞いたり、感じたりします。

 

全ての人が私の価値観に合っているのではなくて、

みんな違うから楽しいとつくづく感じます。

 

私の価値観に合った服や靴や考え方を

もし、全員がしていたら逆にちょっと引いてしまうかもしれません。

 

人に気を使わずに、接していくというのは、

まず、その人は

世界でたったひとりの存在で、特別で目の前に現れているという感覚です。

 

みなさんも珍しい生き物やお花や世界に「ひとつしかない」と言われたら

興味がわくのではないかと思います。

 

目の前の人は、世界でたった一人の存在です。

 

本来なら、

人それぞれ全員違うので、

世の中にたったひとつ、

ひとりしかいないので、

相当な価値がある為、行列が出来ても不思議では無いかもしれません。

 

本来、有名人や著名人は

「たった一人の存在」+「価値」が加わっているので

人気者になり、その存在自体が

誰しもが知っている貴重な価値となってきます。

 

この相手に対する「価値」を見出せば、相手に興味が持てるのでは無いでしょうか?

 

そして、興味が湧いたら、相手に対するエネルギーが良い波動に変わっていき

人間関係が変化していきます。

 

経験した事があるとは思うのですが、

自分の事を嫌っている人のエネルギーと

自分に好感を持っている人のエネルギーの違いは察知したことはあると思います。

 

自分の好き、嫌い、好み、好まないに関わらず、

「良い点」「素敵な点」「斬新な点」「ユニークな点」「特別な点」について探し、

まず、その人に貴重な一人の感覚を感じて、接していくということです。

 

アニメのワンピースやドラゴンボールなども様々な価値観を持った仲間が集まるからこそ

ストーリーが楽しくなります。

全員、主人公と同じ考え方や価値観を持っていたら

そもそも成り立たないと思います。

 

色々な価値観の仲間や、全く違う考え方があるからこそ

面白く、ファンが増えているのだと思います。

 

§§

               

               

最初は「相手の価値」「相手の特質」など、

相手の良い部分を意識していくことは

「難しいかも」と考えるかもしれません。

 

しかし、ほんの少しずつでも良い点を意識していくと、1年後、2年後には

人と会うことに疲れなくなって

自然な関係性で生きやすくなっているかもしれません。

 

自分自身の悪い点や、他の悪い部分に囚われていると

なかなか相手の輝いている部分に意識が行くことができないように思うかもしれません。

 

 

ベストセラーの「鏡の法則」という本も読んだ方が多いと思いますが、

出会う人は皆自分が映し出しているという点を考えれば、

良い点が無い訳ではなくて、あなたが見ようとしていないということになります。

 

年末年始、

色々な場所で様々な人と出会うチャンスの中

相手の中の特別なもの、

個性的な部分

輝く点

探してみませんか?

 

その小さな行動が

自分自身の人生の質が上がるコツになるかもしれません

 

 

§§

 

もっと詳しく心理学、脳力、脳力を学び

自分の可能性に気づき活かしたいと願う方、

本気でより良い変化をしたいと考えている方、

 

「人生の質はコミュニケーションの質」

コミュニケーションの質を高め、人間関係を円滑にする方法

「そして感情の質は人生の質」

自分の感情の質を上げて、より人生の質をアップさせていきたい方

 

高知で毎年1回開催される

2019年コミュニケション心理学に参加してみませんか?

20192月開講予定です。

 

ご希望の方は2DAYS体験講座に参加も出来ますのでご連絡下さいね

 

残りの2018年、そして新しい2019年も素敵な時間をお過ごしください。

今年もメルマガを読んで頂きありがとうございました。

2019年、新しい年も宜しくお願い致します。