やるなら「完璧」にしたい?

第22回

 

「やるなら完璧にしたい」?

あなたは完璧主義者?

 

4月に入りましたね

入学シーズン

フレッシュマン

新たに芽を感じる季節ですね

 

いかがお過ごしでしょうか?

 

今日は

「やるなら、きちんとしたい」

「完璧にしたい」

「正しくやりたい」

 

誰にでもあるのではないでしょうか?

それは責任を持ってやりたい

そんな意味も含まれますよね?

 

その気持ちについてです。

 

§§

 

 

私自身も「完璧主義者」と良く言われましたし、

今でも一部の人はそう思っているようです。

完璧にやりたいです(笑)

 

 

あるセミナーで「完璧主義ほど基準値の低いものが無い」

そう聞いた瞬間「え?」と胸に痛く響いた事があります。

 

 

完璧主義の私の経験は、

当然出来る仕事を他人が出来なかった時、

イライラしたり、または、きちんと出来てない自分に失望して、

人のせいにしたり、途中で全部諦めた事があり

 

また、自分より上手く行っている人を見ると、

自分には「無理」とか

勝ち負けで、「勝てない」と思い

言い訳をし、逃げ出した事が多々あったように記憶しています。

 

その記憶から

チャレンジした事柄を、

少しだけを知っているので、

あまり良く知らないのに、

他の人に「それはやめた方が良いよ」

「私はそれは違うと思うよ」など、

余計な大きなお世話の力を発揮していました。

 

自分がきちんと理解もしてないのに、

中途半端の状態で、他の人に伝えていた記憶もあります。

 

色々な事にチャレンジする度、

完璧に出来ないので逃げていたようにも思います。

 

「完璧でないと、意味が無い?」

そんな風に思っていたのかもしれませんが、

この思考に気づかない為に

行動や言動から

自分から

発せられていたのでしょう。

 

ある時、「あなたは非の打ちようがない」と言われた時、

良い言葉なのだと勝手に理解していました。

 

しかし、色々な方と出会い、学ぶうちに

修正した方が良いと考え始めました。

 

今では、人それぞれ、適材適所、個性と捉え、

目の前にある事を集中して打ち込み、

「完璧でなくてもいいけど自分の未来の糧にする為」と考えています。

 

私は色々な場所で色々な方の話を聴く事が多いです。

その中でも

起業したい

夢を叶えたい

やりたい事をしたい

と願い、勉強もされている方もいます。

ただ、

いつ?どこで?どのように?

と、具体的に聞いていくと

 

「まだ準備が出来てない」

「十分でない」

「未熟」

「別の新しい勉強や資格を取らないと・・・」

「家族に話していない」

「会社を辞めれない」

「まだまだ自分は・・・」

「まだ自信が無い」

「○○さんは○○をしているから、私もそれをしてから・・」などなど

何年も経っていても同じ状態の人がいます。

 

どんどんと時間が過ぎてしまいますね・・・

完璧な準備

完璧な状態

完璧なSTART

完璧な自分

 

 

全て完璧に整う日は、来ないです

 

時間が経つにつれ、残念なのは、

その状態が続いて行くと疲れ、冒頭でも話したのですが、

自分が完璧に出来ない事を理由に、言い訳をし、

今度は周りの人の意欲を遮る人になったり、

少ししか知らないのに、ダメ出しする人となっていきます。

「○○はやめた方が良い」「○○みたいなのは無理」と、

他人に、

自分が出来なかった理由を並べ、

意識を下げるような人になるパターンです。

 

自分測量で、他の人と比べ、上手く出来る事だけをしていく

完璧に出来る事だけをする

世界が小さくなっていきますよね?

 

§§

 

『君には無理だよ』

 

という人の言うことを聞いてはいけない。

もし、自分で何かを成し遂げたかったら
出来なかった時に他人のせいにしないで自分のせいにしなさい。

多くの人が僕にも君にも『無理だよ』と言った。
彼らは君に成功してほしくないんだ。
なぜなら彼らは成功出来ずに途中で諦めてしまったから。

だから君にもその夢を諦めてほしいんだ。

不幸な人は不幸な人を友達にしたいんだ。

決して諦めては駄目だ。
自分の周りをエネルギーで溢れ、

しっかりした考え方を持っている人で固めなさい。
自分の周りを野心で溢れ、プラスの考えの人達で固めなさい。
近くに誰か憧れる人がいたら、その人にアドバイスを求めなさい。

君の人生を考えることが出来るのは君だけだ。

君の夢が何であれ、それに向かっていくんだ。

何故なら君は幸せになるために生まれてきたんだ。

何故なら君は幸せになるために生まれてきたんだ。

 

アーヴィン・“マジック”・ジョンソン

 

マジックジョンソンのこの詩は有名なので

知っている方も多いと思います。

 

 

§§

 

何かを行動していく上で

 

「お金ない」

「信用もない」

「友人もない」

「知識もない」

「時間もない」

「自信もない」

 

誰でもそんなことあると思いますが

 

「だから、やるんだね」

「だから、チャレンジするのだね」、と

応援してくれる人、周りにいませんか?

 

もしくはそんな人と出会っても

 

「え?私の事何も知らないのに何言ってるの?」

と、思った事もあるかもしれません。

 

または、

誰かと出会った瞬間

何かの映画や本を観たり、読んだりした瞬間

何かの言葉を聴いた瞬間

 

「私、出来るかも?」

「私、やれるかも?」と、

 

今まで生きて来た経験であるのではないでしょうか?

 

 

 

『大きな夢を汚す人間には近づくな。

たいしたことない人間ほど人の夢にケチをつけたがるものだ。

真に偉大な人間は自分にも成功できると思わせてくれる。』

 

マーク・トウェイン

 

 

§§

 

様々な情報があり、その中には不安や不安定な情報もあると思います。

また逆に、チャレンジしている時は、

それまで味わえない「不安の中の充実感」を得ているのも事実です。

 

やれなかった事が出来るようになると

それは爽快感や自信に繋がっていった体験は

誰にでもあると思います。

 

本を読んだり、有名な人の話を聞いて納得しても、

それはただの情報であり、

知識としは役に立ちますが

あなた自身が実生活で

実際に行える自分の「力」にはなりません。

 

夢や、チャレンジしたいことは、自動的に実現しません。

 

実践し、行動し、初めて自分の学びや糧になりその経験が

未来に繋がっていくように思います。

 

今まで一度もチャレンジしなかった人は

逆にいないと思います。

 

その経験が

前向きな人と

現状を維持している人と

止まってしまっている人がいるのだと思います。

 

 

①チャレンジし、失敗したから理解出来た

結果を得た人

 

②チャレンジしたが、準備不足だったから、もっと慎重になった方が良い

(だから準備をいっぱいする)

次につなげる人

 

③チャレンジしたが、失敗し傷ついたからやめた

(もう傷つくのが嫌だ)

やめてしまう人

 

この3パターンでしょうか?

 

そして、これらの考え方には

共通の「物」があります。

 

「不安」です。

 

コーチングやカウンセリングをしていて

ほぼ、ほとんどの人が欲しているのが

「安定」「安心」です。

 

これは「人間」なら当たり前の欲求でもあります。

そして本当に「安定感」を得たいなら

 

 

「不安定さに強い」人になるのが、

結果的に一番「安定している人」

 

と、いうことになると思います。

 

成功原則の本でも見かける言葉

 

「いかに自分自身を説得できるかが

自分自身に必要な一番の鍵」

 

になるといえるかもしれません

 

 

どっしりとし、

自分の軸をしっかりと持って

目的に進んでいる人

この「安定」ある人が

周りにも心地良い

安心感をもたらしているように思います。

 

この状態の人は

様々な「不安定さ」にチャレンジし

経験し、失敗している人ということになります。

 

これは経験値が増えていて

その経験が次に生かせる

選択肢となりその人の「知恵」や「力」となっているのかもしれません。

 

 

そして、

この不安定さを打破できるものが

「わくわく感」です。

 

もう一つは、逃げ道を完全にシャットダウンするのも大切です。

(自分を窮地に追い込む事、また別の機会に書きたいと思います)

 

 

人に言われたからやる、というのではなくて、

「わくわく」している自分でないと

 

不安とは向き合えないということになるかもしれませんね。

 

§§

 

チャレンジしている人は不安と希望の状態、真っ最中です。

 

日々、何かに向けてチャレンジしている中、

見たり聞いたりする人の言葉の中に

不安を煽る者もあるかもしれません。

 

ただ、悪意がある訳ではなくて、その人の見方をした情報です。

 

それは裏返せば、上手く行かなかった自分の経験を話しているわけですから

 

信憑性はあり、それもその人の中の事実です。

 

そして、その熱意を奪い、可能性を削いでいるのも事実です。

 

もし、その経験を聞き、参考にするならば、

 

上手く行っている人にも話を聞き、

 

その人の情報も参考にするのも大切です。

 

上手く行った「コツ」を聞く事も忘れてはなりません。

 

こちら側に焦点を置いた人は、変化を実感しているように思います。

 

上手く行かなかった人の実体験の話も聞くならば

 

上手く行っている人の実体験の話も聞くべきです。

 

逃げて得る「安心」「安定」より行動し

 

「不安定」を安定させる

 

生き方って

 

憧れませんか?

 

そして、不安定さにチャレンジできる自分の才能は

出会う人、一緒にいる人、信頼できる人により

引き出されます。

 

ソーシャルループ(社会的証明) 

  • 本人が意識していなくても、周りの一般化された思考に影響されていく人の仕組みをソーシャルループと言います。

    それは、「良い事をしたい」「心の声に従い行動したい」という思いよりも、「みんなと同じでいたい」という人間の不安を解消させる為の安全欲求が起こります。

  • 自分の目的や夢にしっかりと繋がっておくと、他の人に流される事が少なくなります。

 

オリンピック選手、一流のパフォーマなら

必ずいる「コーチ」

納得できるように思います。

 

 

§§

 

不安、それは自分自身の中にある経験から

出来上がった無意識のメッセージ

 

やったことを無いという事は

経験や体験がないので

必ず「不安」が伴います。

 

 

上手く行かなかった人の話を聞くというのは、

いわば、持っている潜在意識の「不安」を説得する材料になるのです。

この事をしっかりと理解していることがポイントです。

 

 

自分が乗り越える1ステージとも言えます。

 

「一度で上手くいく」、「たった一回で成功する」

そんな満足するような経験は

実はあまり未来の自分を支えてくれる貴重な体験ではないのです。

 

必ず課題が見つかり、それを乗り越えていく先に自分を超える

瞬間を経験する事が出来るのです。

 

そして、自分が実現したい目標、チャレンジは

大きければ大きい程時間もかかってきます。

 

 

自分に厳しくし過ぎてしまう人は、完璧な結果に意識を向けるというより、

1週間前の自分、

1月前の自分、

1年前の自分、

プロセスでは結果が出ているという「期間」を

振り返る事で、自分が成長している事に気づきます。

 

例えばマラソン大会に出るとする、

完璧主義のあなたなら、入賞を目指すかもしれません。

そして、いきなり身体の調整もままならないままそれに出場したら、

入賞すら出来ない可能性があります。

だから完璧主義のあなたは「走りたい」と思っても諦めて、

チャレンジすらしません。

そういう時は「楽しみたい」へ自分の意識をシフトすると良いと思います。

 

 

これが出来たらどんな事が得れるだろうか・・・と。

紙にたくさん書いてみるのもお勧めします。

 

十分にやりたい理由を書き連ねたら、実際に行動の準備に入ります。

 

まずは、自分が走れる準備をする(時間帯など)

その為にストレッチからする(初心者ストレッチ)

または、走りやすい靴を買う(走っている人はどんな靴を持っているか)

もしくは、少し家の周りを走ってみる(無理の無い範囲)

そして、30分走る、1時間走る、等(無理の無い範囲を伸ばしていく)

 

そんな風に小さな目標を、ひとつずつクリアしていく事で、

出来る事を

完璧にする意識で、

少しずつ成長を感じることができ、最終目標に向かうのです。

 

~焦らず、ひとつずつ行っていく~

 

 

石の上にも3年。

最近の成功哲学書、ビジネス書には石の上には5年、

と書かれています。

それは、1万時間の法則という意味が含まれています。

1万時間、好きな事でもそうで無い事もこなせれば、

一人前になるという言葉があります。

継続して行っていく事を習慣化していく事も大切です。

 

今までした事がないことにチャレンジするのは、

恐れや自己嫌悪にも直面する可能性もあります。

 

途中で止めてしまった人はどのレベルでストップしたかはわかりませんが、

上手く行ってない人のアドバイスを

「不安」な時に聞かない

という選択をお勧めします。

 

途中諦めの完璧主義者の人は、

以前の私のように

「完璧にあなたが諦めるように自然に話しかけてくる」

かもしれません。

 

しかしながら、自分自身がある程度の経験を積み、

そういう事を乗り越えてきた人達に会うことで

自分にも「出来るかも」という感覚になってきます。

 

この状態になると、不安を煽る人たちの

「無知さ」「知ったかぶり」に気付ける自分になり、

逆にその人を非難する事無く、聞き流し、

その人をも受け入れ大きな人となっているはずです。

 

自分自身が望む事には時間も努力も必要ということ知り、

自分が今出来る目標をクリアしていく事で

逆に「きちんとやりたい」「完璧主義」

の特質が活かされるのです。

 

そして自分が目指している目標を

上手く、継続し、

こなしている人に「ヒント」をもらう事もお勧めします。

 

むやみやたらに周りの人に聞くというよりは

聞く人、話を聞く人、アドバイスをもらう人は

慎重に選択する事が大切です

 

 

人には必ず達成したい事があります。

 

何もしない人生なのか、それとも全力で生きる人生なのか、

 

夢を応援する人となるのか、それとも夢を諦めさせる人になるのか、

 

中途半端な人となるのか、やり遂げる人なのか、

 

どちらが正しい、間違いでは無く、

自分がどういう人生にしたいのか?

が大切になると思います。

 

分かっているけど、出来ないと思っている方へ

そうしたいけど、無理かもと思っている方へ

 

コーチング、カウンセリングおススメします。

 

§§

 

薩摩の教え「称えるべき人」の順番

 

1番に称える人 

チャレンジし、失敗し、諦めずやり抜き成功した人

2番に称える人

チャレンジし、失敗したが、継続し行っている人

3番に称える人

自分はチャレンジしなかったが、他の人をサポートした人

4番に称える人

自分は何もしなかった人

5番に称える人

自分はチャレンジせず、他の人の夢失敗を誹謗、中傷した人

 

§§

 

 

是非、自分のぺースでの一歩

この入学シーズン、フレッシュマンの時期に

小さな目標を、完璧主義の自分で

チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

本日もご覧いただきありがとうございます。